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ハッシュタグと民意

唐突な政治語りは売れない芸能人が政治路線に舵を切りだすとかそういうやつではない あまり政治の話をTwitterでズブズブ書くとうるさいのであまりつぶやかないようにしている身としては検察庁法改正案の反対・賛成ハッシュタグの盛り上がりは正直言って全くナンセンスなムーヴメントだった。 改正について今は賛成とも反対とも言わない。どう思っていようと表現するしないは個人の自由だから。面倒事に巻き込まれたくはないので。 ただ唯一言うならば、少なくとも改正のタイミングはコロナ蔓延る今ではないと思っている。 結果からいえば(今のところは)検察庁法改正案は撤回されたのだが、これにハッシュタグが少なからず影響しているという見方が世間一般では強いらしい。 国民一人ひとりの声が届くのならばそれが民意なのだからそういう意味では間違いではない。至極正しい意見だ。 ただ、違和感を覚えるのはハッシュタグのツイート数をまるで民意の総数のように扱っていたことだ。 説明するほどでも無いが、そもそもハッシュタグはツイートのたびに付けることができるもので、規制にかかるまでハッシュタグのツイート数は伸ばし続けることができる。 選挙のときは一人一票(比例もあるから二票だよとかそういうのは置いとくとして)だがツイートは一人で何票だって投票できるようなものである。 Cookie消せばもう一度投票できるぞ! かさ増しというと聞こえが悪いが、明らかにそういう意図でハッシュタグをツイートし続けるスパムアカウントは山のように目にした。 ツイート数を国民の意志としてハッシュタグで殴り合う暴力的な活動を政治活動というならそんなもの無いほうがよっぽどマシだ。 ハッシュタグ戦争の立役者には芸能人のアカウントの参戦が大きな原動力となったのも今回の特徴だ。 Twitterは便所の落書きと一緒なので他人が別に何を呟こうが勝手だが、普段全くそういう素振りを見せないタレントのアカウントが一斉に同じ方向に舵を切ったのはとてもキナ臭い何かを感じずにはいられなかった。 確証があるわけでは無いのであまりとやかく言うのは良くないが、ここ最近の100日ワニだったりでどうしても後ろで糸を引いている人間があるのではないかと疑った目で見てしまう。 このことは自分の思い込みによるバイアスだと信じておきたいが。 今回